
「どういうこと?」と返ってきた俺→10日間「おつかれ」しか送らず休みのたびに歩き回っていた場所
コラム
彼女の誘いを2回続けて断ったのにも、返事が短くなったのにも、わけがありました。ちゃんと答えるには、言葉より先に見せたいものがあったのです。
不動産屋を出てすぐ、スマホの地図を開きました。赤い印は、この10日間で見て回った部屋の場所です。数えてみると、印はもう10を超えていました。付き合って2年の彼女に返すはずの言葉は、まだ一つも送っていません。
10日前に届いたメッセージ
「これからのこと、ちゃんと考えてる?私はちゃんと話したい」
彼女からそう届いたとき、考えていないわけではありませんでした。ただ、先の話を笑ってはぐらかしてきたのは俺のほうです。今さら「考えてるよ」と返しても、また口だけだと思われる気がしました。
それなら、形にしてから答えよう。そう決めて「落ち着いたら返す」と送り、その週末から部屋探しを始めました。
彼女は覚えていないかもしれない一言
付き合って半年のころ、二人で保護猫のいるカフェに行ったことがあります。帰り道、彼女は「いつか一緒に住めたら、猫を迎えたいな」と笑っていました。
去年引っ越したばかりの俺の部屋は、ペットを飼えません。更新を待たずに出るつもりで、条件を決めました。ペット可で、二人の職場のちょうど間にあることです。
週末ごとに内見を入れ、彼女の誘いを2回続けて断りました。途中で話せば、決まらなかったときにがっかりさせてしまう。それが怖くて、返事は「おつかれ」「おやすみ」ばかりになっていました。
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11日目に送ったリスト


























