6年間「そのうちね」で結婚をかわし続けた彼氏→私の返事を見て「指輪見に行こう」と言い出した

コラム

6年間、結婚の話をするたびに返ってきたのは「そのうちね」。玄関で靴も脱がないまま打った返事を送ると、彼からは引き止めの言葉と、着信が3回続きました。

帰りの電車で、6年付き合っている彼にメッセージを送りました。「職場の後輩、来月結婚するんだって」。すぐに既読がつき、返事が届いたのは次の駅に着く前でした。画面に並んだ言葉は、私が待っていたものとは違いました。

6年間、何度も聞いた「そのうちね」

届いたのは「へー」と、続けて「結婚とか、別に今のままでよくない?」でした。

付き合い始めたのは私が25歳のとき。結婚の話をするたびに、彼は「そのうちね」と笑ってゲームの画面に戻るのが常でした。「30になったらちゃんと考える」と言われたこともありました。その彼が30歳を過ぎて、もう2年がたっていました。

喧嘩をすると地元の友人たちのグループに書き込んでは、「みんなもお前が気にしすぎだって」と送ってくるのが、彼のいつものやり方でした。デートを寝坊で流されても、記念日を忘れられて怒っても、最後は私が謝って終わっていました。

降りる駅のアナウンスで顔を上げ、慌てて電車を降りました。

「私たちはどうするの?」と送ると

駅から家までの道で、「私たちはどうするの?」と送りました。返ってきたのは「今その話する?」。少しして「そのうちするって言ってるじゃん」とも届きました。

6年分の「そのうち」が、頭の中で積み重なっていきました。思い出したのは、母に「彼とはどうなってるの」と聞かれるたび、言葉を濁してきた自分のこと。

家に着くと、靴を脱ぐより先に入力欄に文字を打ちました。打っては消し、最後に残った言葉を何度も読み返したあと、送信ボタンに指をかけたまま、玄関で一度だけ深呼吸をしました。

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