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「傷つくのが怖い」という理由で恋愛しない人に知っておいてほしいこと

コラム

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川口美樹


結論から書いていいですかね。


「傷つかずに恋愛ができると思うなよ!!」


はい、以上。3行で終わりましたね。お疲れ様でした!お先に失礼します!、、、


という冗談はさておき。


傷つくのが怖くて「恋愛に踏み出せない」「彼にガツンと言えない」などの悩みを抱えている方に、ぜひ知っておいてもらいたいことがあります。それは


傷つくことを決めたのは、他でもない「あなた」だった

対人関係は傷つく前提でいないと上達しない


ということです。

あなたは傷つくかどうか自分で決められる

「大好きだった人に振られた過去がある。あんなに辛い思いをするぐらいなら、もう恋愛なんてしたくないわ。」


そう感じているあなたに尋ねたいことがあります。なぜ「辛いと思った」のでしょうか?


「なぜ?大好きな人に振られたのよ!辛いに決まっているでしょうが!」


そうでしょうか。少なくとも私は、過去に2回ほど大失恋を経験していますが、「もう恋愛なんてこりごりだ」なんて思ったことは一度もありません。


胸が張り裂けそうな気持ちになった時も、「うぉー!これが!あのラブソングに出て来た!張り裂けそうな!思いってやつかー!」と興奮しておりました。


さらに「こんな体験をできるなんて、恋愛はなんて素晴らしいんだろう!また同じくらい人を好きになりたい!」とさえ思いました。


つまり、どんな大失恋をしたとしても、それを「辛い思い出」にしたのは、他でもないあなただったわけで、この時あなたはその「辛い思い出」を「素晴らしい思い出」にすることもできた、ということです。


あなたを責めているわけではないんです。ただ知っておいてほしんです。あなたは傷つく必要のない体験に対して、あえて積極的に傷つきに行っていたのです。それってもったいないことだと思いませんか?

対人関係は傷ついてこそよくなる!

逆説的なことを言いますが、よもすれば傷つくぐらいの経験でなければ、あなたは成長することすらできなかったので、むしろ傷つくべきだったのかもしれません。


何の摩擦もなく、全て自分の思い通りになる恋愛なんて、クリボーもクッパも出てこないマリオをクリアするくらいつまらない恋愛です。


だったらいっそのこと、傷つく前提でいた方がいいのではないかと思うのです。


ゲームをやる時も、「障害がある前提」でプレイするじゃないですか。ならば恋愛という非常に複雑怪奇なゲームこそ、傷つく前提で取り組んでみませんか?


そして実際に障害に出会った時には、こちらから積極的に傷つきにいく必要はありません。


「あぁ、私は悩めるヒロイン。この先どうなってしまうのかしら」ぐらいに思って、密かにその恋愛ドラマを楽しんだらいいのです。

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