
「俺だって疲れてる」産婦人科で座り続ける男。それを見ていたイケメン旦那が放った言葉に男が青ざめた理由
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隣で静かに拳を握った夫
夫は普段、とても穏やかな人です。声を荒げることもなければ、人と揉めることもほとんどありません。でもこの時、私の隣で静かに拳を握っているのが分かりました。夫はゆっくりと一歩前に出ると、座り続ける男性の前に立ちました。そして、静かな声でこう言ったのです。
「疲れてるのは誰でも同じですよ。でもここは産婦人科です。お腹に赤ちゃんがいる人が優先される場所だって、大人なら分かりますよね」
威圧するでもなく、責め立てるでもない。ただ淡々と、当たり前のことを伝えただけ。それなのに、その言葉には不思議な重みがありました。
「俺の妻は8ヶ月のお腹を抱えて、ずっと立ってるんです。あなたは関係ない、なんて言えますか」
夫の目は真っ直ぐに男性を見据えていました。怒鳴っているわけではない。でも、絶対に引かないという静かな覚悟がそこにはあったのです。
そして...
男性は何も言い返すことができませんでした。顔を真っ赤にしたかと思うと、そそくさと席を立ち、待合室の隅へと消えていったのです。空いた席に夫が「座って」と促してくれました。腰を下ろした瞬間、足の痛みが和らいでいくのを感じながら、私は隣に立つ夫を見上げました。
「ありがとう」そう言うと、夫はいつもの穏やかな笑顔に戻って「当たり前だろ」と私の頭をそっと撫でてくれました。大きな声を出さなくても、正しいことは正しいと伝えることができる。自分の大切な人を守るために、静かに立ち向かえる強さ。
この人と結婚してよかった。お腹の赤ちゃんにも、こんなふうに誰かを守れる人になってほしい。そんなことを思いながら、私は夫の手をそっと握りました。
小さな勇気が、誰かを守ることがある。そんな当たり前のことを、改めて教えてもらった出来事でした。
(20代女性・専業主婦)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
























