
妻に見つかってしまった【鍵】→咄嗟についた嘘で身を滅ぼした話
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ETC履歴
その日は彼女のマンションに寄るつもりで、妻には「今日は遅くなる」とLINEを送っていました。帰宅すると妻がダイニングに座っていました。いつもと空気が違います。
「今日どこにいたの」。「会社だけど」と答えた瞬間、妻がスマホの画面を差し出しました。ETCカードの利用履歴です。会社とは正反対のインターチェンジの記録が映っていました。言い訳が何も浮かびませんでした。長い沈黙のあと「話すよ」と声を絞り出しました。全部話しました。泣いて謝りました。「一時の気の迷いだった」「もう終わってる」「やり直したい」。並べられる言葉を全部並べました。妻は静かに聞いていました。
そして…
妻は翌月、実家に荷物を送りました。引き止める言葉はいくつも用意していました。でも妻の目を見て、何ひとつ言えませんでした。あの日曜の朝に「ごめん、正直に話す」と言っていたら。鍵を渡された夜に「受け取れない」と言っていたら。全部、過ぎたあとに浮かぶ「たられば」です。離婚届に判を押したあと、がらんとした部屋でソファに座りました。ただただ後悔するばかりです。
(30代男性・営業職)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)



























