
気に入らないママを仲間外れにしていた私→全員が"あっち"に移動し、最後に残ったのは誰もいないグループだった
コラム
気づいたときには、みんないなくなっていた
異変に気づいたのは、しばらく経ってからでした。裏グループでの会話が、明らかに減っていたのです。週末の予定を聞いても反応が薄い。ランチに誘っても「その日はちょっと……」と断られることが増えました。
そしてある日、SNSで見てしまったのです。彼女を囲むように何人ものママたちが写った写真。その中に、私の裏グループにいたメンバーの顔がずらりと並んでいました。
目の前がぐらりと揺れるような感覚でした。あの人たちは、私の側にいたはずなのに。
後になって、Bさんが彼女に裏グループの存在を教えていたと知りました。責める気持ちにはなれませんでした。Bさんはずっと心苦しかったのだと思います。冷静になって考えれば、彼女は誰の悪口も言わず、ただ「よかったら一緒にどうですか」と声をかけていただけだったのだと思います。
無理もなく、陰口もなく、ただ居心地のいい場所を作っていた。それだけで、みんなが自然にそちらを選んだ。私が裏でこそこそ人を排除して守っていたものを、彼女は何もせずに手に入れていたのです。
そして...
焦った私は、LINEで長文を送りました。「最近みんな連絡くれなくて寂しい。私なにか気に障ることした?もし誤解があるなら話し合いたいんだけど、時間作ってもらえないかな」。書きながら、自分でも滑稽だと思いました。自分が誰かを外していたくせに、外された途端に「話し合いたい」なんて。
返信は短いものでした。
「お気持ちはわかりました。でも私は今のままで大丈夫です」
たったそれだけ。怒りも、嫌味も、一切ありませんでした。それがかえって胸に刺さりました。私が半年以上かけてやってきた仲間外れを、彼女はたった数ヶ月で、しかも誰も傷つけることなく、ひっくり返してしまったのです。
今、あの裏グループには私しかいません。一人ずつ退出していった通知だけが残っています。表のグループも、もう誰も発言しません。私が「中心」だと思っていた場所は、とっくに誰にも必要とされていなかったのです。
人を排除して作った居場所は、同じやり方で崩れるのではなく、もっと惨めな形で終わるのだと知りました。
(30代女性・主婦)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)


























