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「そんな男はやめておきなさい」娘の結婚に猛反対した私→本当の理由を娘に打ち明けられなかったわけ

コラム

娘の幸せを願っているのに、素直に喜べなかった——。そんな自分を責めながら過ごした日々があります。今回は、娘の交際相手への反対を貫いた母親の視点から、あのころの思いを振り返ります。胸の奥にしまい込んでいた本当の理由を、どうしても伝えられなかった、ある母親のエピソードです。

初めて彼を見た瞬間、一瞬時が止まった

娘から「大事な話がある」と言われ、彼を紹介された日のこと。リビングのドアを開けて現れた彼の顔を見た瞬間、私の中で時間が止まったような感覚がありました。

背格好、話し方、少し人なつっこい笑顔——。若いころの元夫に、あまりにもよく似ていたのです。

娘の前では平静を装いましたが、胸の中は波立っていました。「いい印象を持てない」と伝えるのが精一杯で、理由を言葉にすることなどできなかった。あの日から、私の葛藤が始まりました。

娘に、父親の悪口だけは言いたくなかった

元夫とは長い年月をかけて別れました。楽しい時間もあった。でも、どれほど苦しい思いをしたかも、今でも忘れられない。

そういう男性と同じ道を、娘に歩ませたくなかった。それだけが反対の理由でした。「あの人は若いころのお父さんに似てる」と伝えれば、きっと娘にも理解してもらえた。

でも、そのためには元夫の話をしなければなりません。娘にとって父親でもあるあの人の悪口を、私の口から言うことがどうしてもできなかった。

理由を聞かれるたびに「とにかく、そんな男はやめておきなさい」と繰り返すしかなかった。娘が傷ついているのは分かっていました。それでも、言葉が出てこなかったのです。

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