
「そんな男はやめておきなさい」娘の結婚に猛反対した私→本当の理由を娘に打ち明けられなかったわけ
コラム
娘の言葉で、ずっと堪えていたものが溢れた
ある日、娘が私の前に座りました。「お母さんが苦労してきたこと、知ってるよ。でも彼はお父さんとは違う人だから」と、まっすぐな目で言ったのです。
娘が、すべてを知っていた。そのことに気づいた瞬間、長い間こらえていたものが一気に溢れ出しました。
「分かってる。本当はあの子のこと、いい子だと思ってた」
——そう口にしたとき、自分の中でようやく何かが解けた気がしました。結婚式の日、私は彼の前で頭を下げました。「娘を頼みます」と。それが、私なりの精一杯の気持ちの伝え方でした。
そして…
娘夫婦は仲良く暮らしているようです。ときどき顔を見せてくれると、ふたりの間に流れる穏やかな空気に、胸がほっとします。
あのとき反対したことを、後悔してはいません。でも、素直に理由を話せなかったことは、ずっと心に引っかかっていました。娘が「お父さんとは違う人だから」と言ってくれたあの一言が、私の長い葛藤に終止符を打ってくれた。
娘の幸せそうな顔を見るたびに、あの心配は必要なかったのだと、少しずつ思えるようになっています。
(60代女性・介護職)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)




























