
「うるさいんだけど」カフェで嫌味を言ってしまっていた私→子連れママに"本当の気持ち"を打ち明けた日
コラム
「分かります」という言葉の重さ
彼女は、息子を授かるまでに時間がかかったこと、あのころの焦りや悲しさを今も忘れていないことを、話してくれました。
ただ隣に座って話してくれたその時間が、どれだけ救いになったか。今まで冷たくしてきた相手から、そんな言葉をかけてもらえるとは思ってもいなかった。
うまく言葉を返せないまま、ただ頷くことしかできませんでした。それからは、顔を合わせると会釈を交わすようになり、やがて少しずつ言葉も交わすようになっていきました。
そして…
数カ月後、治療がようやく実りました。嬉しさと驚きで、しばらく実感が持てないほどでした。夫に伝えた後、次に頭に浮かんだのは彼女の顔でした。
次にカフェで顔を合わせたとき、エコー写真をそっと差し出すと、彼女は目を細めて「よかった」と言ってくれました。
あの日、声をかけてもらわなければ、ずっとひとりで抱えたままだったかもしれない。温かなコーヒーカップを両手で包みながら、そっとそう思いました。
(30代女性・主婦)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)



























