
「あなたって、都合のいい時だけ優しい顔するよね」と送って後悔した夜の話
コラム
「車、出してくれる?」と1年以上頼み続けました。理由を言えないまま、甘えてきた。断られた朝に送った私自身を、今でも許せないでいます。
言えなかった理由
この町に引っ越して間もない時に、バスで軽い交通事故を経験しました。それ以来、長距離の移動にどうしても怖さがあって、乗り換えの多い場所には子どもを連れていけませんでした。でも誰にも話したことはありませんでした。重い話だと思われたくなかったから。
入園式の後に知り合った彼女は、よく笑って「いいよ」と言ってくれる人でした。「車、出してくれる?」に毎回「いいよ」と返ってくるうちに、いつの間にか甘えていました。
初めての「厳しくて」
来週の火曜日、子どもの再診予約が入っていました。乗り換えの多い病院で、バスでは難しい場所です。いつものように、彼女に送りました。
「来週の火曜日、子どもを小児科に連れていきたいんだけど、車、出してくれる?」
しばらくして、彼女から返信が来ました。
「ごめんね、その日はちょっと厳しくて」
すぐに既読をつけましたが、それでも何も返せませんでした。再診のことをうまく説明できなくて、焦りが指を動かしていました。
「えっ、なんで?他に予定あるの?」と。
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送るべきではなかった

























