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毎年「主役、やってみたい?」と聞いてきた私が、娘の本音を知った日

コラム

発表会のたびに娘を主役にしてきました。それが娘の夢だと信じていたからです。でもある日、娘が別のママに打ち明けていた言葉を耳にして、足元が崩れるような感覚がしました。

先生への相談

発表会の時期が近づくと、私は担任の先生に時間をもらうようにしていました。「うちの子、主役が向いていると思うのですが」と伝えて、役を考えてもらうためです。押しつけのつもりはありませんでした。娘は練習熱心で、家でも毎日台詞を繰り返していた。それを先生に伝えたかっただけ。

私自身、幼い頃は引っ込み思案で、発表会ではいつも端の役でした。娘には同じ思いをさせたくない。それが、ずっと私を動かしてきた理由でした。

「うん、やってみる」

主役を打診された夜、娘に「主役、やってみたい?」と聞きました。娘は少し間を置いてから「うん、やってみる」と言いました。その顔を見て、私は迷いなく「お願いします」と先生に伝えました。

今思えば、あの「少し間」が気になります。娘は何かを飲み込んでから「うん」と言ったのではないか。当時の私には、そこまで見えていませんでした。

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