
彼が送ってきたメッセージの文末に、送るつもりのなかった一文が残っていた→その内容に涙が止まらなくなった
コラム
「気にしないで」の壁
すぐに返信しました。「最後の一行、どういう意味?」。既読がついたのは10分後。
返ってきたのは「ああ、消し忘れた。気にしないで」の一言でした。「気にしないでって何?ちゃんと教えてよ」と重ねても、「打ち間違いみたいなもんだから」とかわされるだけ。
打ち間違いであんな文章が書けるわけがありません。聞けば聞くほど彼は口を閉ざし、それ以上は何も返ってきませんでした。
そして...
あの一行は、きっと彼が私に向けて書いて、送る前に消すはずだった言葉なのだと思います。
いつもの素っ気ないメッセージの裏側に、あんな気持ちが隠れていたなんて。目頭が熱くなりました。涙が止まりませんでした。でも、嬉しいだけではなかったのです。どうしてそれを「打ち間違い」で済ませてしまうのだろう。
あのひと言をまっすぐ私に伝えてくれたなら、たった一度でいいから。毎日の「了解」の2文字よりも、ずっと深く届いたのに。彼の本音は、いつも消し忘れでしか届かないのでしょうか。
(20代女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)




























