
月3万の塾代を払い続けた私が、塾なしで合格した隣の子を素直に祝えなかった朝
コラム
子どものためにと思い、家計を削って塾代を捻出してきました。その選択が正しかったと信じていたのに、ある朝届いた知らせが、足元をぐらつかせたのです。
毎月の3万円
娘が小学5年生のときから通わせている進学塾。月謝は3万円で、夏期講習や模試を入れると年間50万円近くになります。家計に余裕があるわけではなく、自分の美容院の回数を減らし、夫の昼食をお弁当に切り替えて捻出してきました。
それでも「娘のため」と思えば苦にはなりませんでした。同じ学年のお母さんたちもみんな塾に通わせていて、「当たり前のこと」をしている安心感が、私の支えだったのです。
あの言葉の正体
隣の家のお子さんが塾に通っていないことは知っていました。公園でママ友と話していたとき、つい口をついたのが「あの家の子は塾にも行かせてもらえないの?」という言葉です。「かわいそうよね」と誰かが続けて、私もうなずきました。
本当にそう思っていたのか。今になると、わかりません。塾に行かなくても大丈夫な子がいるとしたら、うちの月謝は何だったのか。その疑問が浮かびかけるたびに、「塾なしなんてありえない」と打ち消すことで、自分の選択を守っていた気がします。
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合格の知らせ


























