
「なんで最近ハートつけないの?」と聞いた私に、彼が返した「別に」の2文字が寂しかった
コラム
拍子抜けした夜
週末、彼の家で夕食を食べていたとき、思い切って聞きました。「なんで最近ハートつけないの?」軽い口調のつもりでしたが、声がわずかに揺れたのが自分でもわかりました。
彼はスマホを置いて、こちらを見ました。「別に」それだけ。
「前はつけてたじゃん」と食い下がると、少し目をそらして「あれはノリだよ、最初の頃の」と言いました。ノリ。その一言で、胸の中にあった不安が別の形に変わりました。
そして...
怒りとも悲しみとも違う、淡い虚しさが残りました。私にとってあの「♡」は、彼の気持ちが毎晩届く証だった。でも彼にとっては、付き合い始めのテンションの名残でしかなかったのかもしれません。
帰り道、彼に「今日ありがとう」と打って、指が止まりました。いつもならつけていたハートを、今夜はどうすればいいのか。その迷いが生まれたこと自体が、もう前の私たちとは違うんだと気づかされました。
些細なことだと、頭ではわかっています。でも些細なことの積み重ねで関係は変わっていく。消えた記号のぶんだけ、ふたりの間に隙間ができた気がして、その夜はなかなか眠れませんでした。
(20代女性・アパレル)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)


























