
「たかが傘で大げさ」盗んだ友人の言い訳→持ち手のチャームを見せたら、笑顔が消えた
コラム
見覚えのある傘を広げていたのは、先に店を出た友人でした。たかが傘だと笑う相手に、それでも引き下がれなかったのは、持ち手で揺れる小さなチャームがあったからです。友人がなぜあんな顔をしたのか、今も忘れられません。
いつもの場所から消えた、お気に入りの傘
その傘は、雨の日が少しだけ楽しみになるようにと、自分へのご褒美に選んだ一本でした。淡い色の生地で、持ち手には小さなチャームを付けていて、私にとっては特別な存在だったのです。お店に入るとき、確かに傘立ての端に立てかけたのを覚えています。それなのに、帰ろうとすると、その傘だけが見当たりません。誰かが間違えて持って行ったのかもしれない。そう考えても、落ち着かない気持ちが残りました。
「たかが傘で大げさ」と笑った友人
ふと外を見ると、先に店を出た友人が、見覚えのある淡い色の傘を広げているところでした。色も形も、私のものとそっくりです。思わず駆け寄って、「それ、私の傘だと思う」と声をかけました。すると友人は少し笑って、「たかが傘で大げさ」と言ったのです。同じような傘なんてどこにでもある、気のせいじゃないかと。確かに、量産されている傘なら見分けはつきにくいかもしれません。それでも、どうしても引き下がれない理由が、私にはありました。
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持ち手で揺れていた、小さなチャーム

























