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彼女へのメッセージから「♡」を外した俺が、本当の理由をどうしても言えなかった夜

コラム

毎晩のメッセージにつけていた「♡」を、ある日からやめました。ノリで始めた習慣だと自分に言い聞かせていましたが、本当はそうじゃなかったのです。

画面の端に見えたもの

2週間前の夜。彼女がスマホで撮った写真を見せてくれたとき、画面の端にメッセージの通知が映りました。職場の男性の同僚からのもので、文末に「♡」がついていました。

彼女は気づかずに写真の話を続けていた。俺は「いいね」とだけ返して、その場をやり過ごしました。あの同僚との関係がどうとか、そういう疑いじゃない。ただ、俺が毎晩つけていた「♡」と同じ記号が、そこにもあった。

色を失った記号

その夜、いつものように「おやすみ♡」と打ちかけましたが、この記号は、俺から彼女への特別な印だと思っていた。でも彼女の日常では、同僚のメッセージにも同じ記号がついている。俺の「♡」は、数ある「♡」のひとつでしかないのかもしれない。

結局、「おやすみ」とだけ送りました。翌日も、その翌日も。ハートを外すたびに、自分がどれだけあの小さな記号に意味を込めていたかを思い知りました。彼女はきっと気づくだろう。でも、理由を説明するには自分の感情が整理できていなかった。嫉妬とも違う、もっと情けない感覚でした。

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言えなかった本音
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