
「うちとは住む世界が違うから」彼との交際を反対され続けた私が、父に返した最後の言葉
コラム
叫んでしまった言葉
翌月も、その翌月も、父の態度は変わりませんでした。彼の話題を出すだけで表情がこわばり、「お前にはわからなくていい」と会話を打ち切ります。
ある夜、とうとう限界が来ました。「お父さんの気持ちなんてわからない」自分でも驚くほど大きな声が出ていました。父は一瞬だけ目を見開いて、それから視線を落としました。何か言いかけたように唇が動いたのは、見間違いだったのかもしれません。
そして...
あの夜から、父とは交際の話をしなくなりました。反対されたまま、許されたわけでもないまま、私は彼と会い続けています。
父が何を守りたかったのか、本当のところはわかりません。ただ、あの日視線を落とした父の横顔には、怒りではなく、もっと古くて深い何かがにじんでいた気がするのです。それを聞く勇気が、まだ私にはありません。
(20代女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)


























