
俺が「転職繰り返すやつ」と言ったあの日、給湯室には彼女がいたらしい
コラム
読み返した履歴書
気になって、改めて彼女の経歴を確認しました。1社目は入社2年目に会社が倒産。2社目は上司のハラスメントが原因で退職。3社目は業績悪化による部門の廃止。そして前職は家族の介護のため。
どの退職にも、彼女自身の落ち度はありませんでした。
同じタイミングで同僚から、あの日の給湯室で話した内容が彼女に聞かれていたと知らされました。俺が放ったあの一言を、聞かれていたのです。
そして...
翌日、「少し時間いいか」と声をかけました。あの発言について、ちゃんと詫びたかったのです。けれど彼女は「大丈夫です」と穏やかに言ったきり、それ以上の会話にはなりませんでした。
怒っているのとも違う、ただ壁がある。その壁を作ったのは俺です。帰りの電車の中で、ひとつだけ考えていました。俺が彼女にとっての「5社目の退職理由」にならないだろうか。それだけは避けたい。でもそのために何をすればいいのか、まだ答えは出ていません。
ただ、明日からは彼女が今出している成果を見ようと、それだけは決めました。
(30代男性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)



























