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「冷たい」と返した夜、俺が本当に打ちたかったのは「話を聞いてほしい」だった

コラム

本音の正反対

気づけば「冷たい」と打って送信していました。俺が本当に打ちたかったのは「話を聞いてほしい」だった。でもどうしても指が動かなかったのです。

「え?気遣ったつもりだったんだけど」。

彼女は何も悪くない。そんなことは、とっくにわかっていました。けれど「ごめん、本当は今夜話したかったんだ」とは打てない。代わりに出てきたのは「いいよ、もう寝る」。会話を閉じたのは俺のほうでした。以前、疲れた夜に彼女を突き放してしまったことがあった。あれを覚えてくれていたからこそ「明日でいいよ」だったのだと、今ならわかるのです。

そして...

翌朝、昨夜のやりとりを読み返しました。彼女の「返信は明日でいいよ」は、俺を思ってくれた言葉でした。それを「冷たい」のひとことで突き返した自分が、どうしようもなく情けなかった。「話を聞いてほしい」。たった8文字。それが打てないだけで、一番近くにいる人を傷つけている。わかっているのに、今朝も「おはよう」が送れないまま、メッセージの画面を開いては閉じています。

(20代男性・営業職)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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