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「時短勤務は周りに迷惑」と口にした私が、時短を申請する側になった朝

コラム

かけられた言葉の重さ

ミーティング後、デスクに来たのは、あの時短勤務の後輩でした。かつて私が「迷惑」と切り捨てた、その相手です。引き継ぎ資料を広げながら「無理しないでくださいね」と、まっすぐ私の目を見て言いました。 

「ごめんね、本当に」。それしか言葉が出ませんでした。引き継ぎのことだけで謝っているのではないと、彼女はたぶん気づいていたと思います。それでも、あの休憩スペースの件を今さら口にする勇気は、どうしても出ませんでした。 

そして...

16時に席を立つ日々が始まりました。「お先に失礼します」と声をかけるたびに、かつての自分の視線を背中に感じます。残っている同僚たちのデスクには、まだ書類が積まれている。あの景色を、今度は反対側の立場から眺めています。

あの日、私の陰口が彼女の耳に届いていたのかどうかは、今もわかりません。けれど、かけてもらった言葉に優しさだけが込められていたとは、どうしても思えないのです。同じ立場にならなければ気づけなかった自分が、情けなくて仕方ありませんでした。

(30代女性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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