
結婚前夜、娘に「私を産んで後悔してる?」と聞かれて、20数年開けなかったフォルダを見せた話
コラム
突きつけられた質問
引っ越しを翌日に控えた夜、娘と二人で夕食をとっていました。話題が途切れ、お茶をすすっていたときです。娘がまっすぐこちらを見て、こう聞いたのです。「私を産んで後悔してる?」と。
「ちょっと待ってね」とだけ答え、エプロンのポケットからスマホを取り出したのです。「これ、お母さんのお守り」。フォルダを開いて娘に見せました。「仕事で辛い夜、寝てるあなたの顔を撮ってたの」と、言葉を選びながら初めて打ち明けたのです。
そして...
「後悔したことは、一度もないよ。でも、自信がなくなった夜なら、何度もあった」と伝えました。娘は涙を流しながら「ごめん、お母さん」と謝ってくれました。私は首を振って「謝らないで。聞いてくれてありがとう」と返しました。20数年、誰にも言えなかった本当の気持ちを、ようやく娘に届けることができた夜でした。翌朝、新居へと旅立つ娘の背中を見送りました。届いたメッセージは「お母さん、ありがとう」のひとこと。私はそれを、「お守り」フォルダの最後にそっと保存したのです。
(50代女性・パート)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)




























