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「俺と猫、どっちが大事?」彼女からの猫写真に思わず返してしまった夜、自分が見えなくなった話

コラム

僕は、付き合って3年になる彼女と、結婚も意識し始めていた30代の会社員です。彼女は半年前から保護猫を1匹迎え、毎日のように猫の写真を僕に送ってくるようになりました。

最初は「可愛いね」と一緒に喜んでいたつもりです。しかし、ある夜、自分でも信じられない返事を彼女に送ってしまいました。

「可愛いね」を返していた頃

彼女が保護猫を迎えると言ったとき、僕は応援していました。一人暮らしの彼女が寂しくなくなるなら、いいことだと思ったのです。実際に猫を迎えた直後の彼女は、見たことがないくらい嬉しそうでした。

それからというもの、毎日のように「うちの猫、めちゃくちゃ可愛い」と写真が届きます。最初は僕も笑顔で「可愛いね」「目がまん丸でいいね」と返していました。ですが、3カ月を過ぎたあたりから、僕の中に説明のつかない感情が芽生え始めていました。ふと「また猫の話?」と返してしまった自分に、自分でも驚きました。

会えなくなっていく週末

ある日曜日、デートの約束がありました。しかし当日の朝、彼女から「ごめん、今日は猫の通院があるから」と連絡が入ったのです。会えない週末は、これで2回目だったと思います。仕方ないと頭ではわかっていました。動物を飼うとはそういうことだ、と。それでも夜、独りで食事をしながら考えていました。最近、彼女と直接顔を合わせた日数は、片手で数えられるかもしれない、と。画面の中の彼女は猫と笑っていて、僕は別の街で一人でビールを飲んでいる。夜が深くなるほど、その距離が広がっていく感覚がありました。

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