
不器用な俺の「考えてた」が冗談に聞こえたらしい。誕生日サプライズを全部バラした夜
コラム
当日まで隠したかったのに
そのままスワイプしてしまったのが運の尽きでした。彼女の親友とのチャット履歴、検索履歴、メモアプリの誕生日プラン。1カ月以上かけて、自分なりに丁寧に積み上げてきた準備が、その夜のうちに彼女の目に全部触れてしまったのです。
親友に送った「あいつが最近欲しがってるブランド、何だっけ」というメッセージまで、しっかり見られてしまいました。「ごめん、本気にしてなくて……」と彼女が小さく謝りました。俺は「いいよ」とだけ答えました。怒っているわけではなかったのです。ただ、当日まで秘密にしておきたかった気持ちが、少しだけ宙に浮いたままになっていました。
そして...
「本当は誕生日まで黙ってるつもりだったんだけど」。そう言って、俺はスマホを閉じました。彼女は黙ってソファに座っていましたが、しばらくしてから布団に潜って出てこなくなりました。
普段から愛情表現が下手な自分のせいで、「考えてた」が冗談に聞こえてしまったのだと思います。一度くらい、ちゃんと形で伝えたかった。だからこそ、隠しておきたかったのです。
ネタばらしにはなってしまいましたが、来月の誕生日、もう一度ちゃんと驚かせるつもりです。準備の中身は半分バレてしまったので、当日に何かもう一つ用意しておこうと思っています。今度は「嘘つけ」と笑われないように、もう少し普段から、伝えていこうとも思いました。
(30代男性・営業職)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)



























