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「転職回数多すぎて信用できない」面接で落とされ続けた私→最終面接で社長が放った一言

コラム

最終面接で社長が放った一言

応接室に通された私は、向かいの椅子に座って覚悟を決めました。社長は履歴書をゆっくりとめくり、しばらく黙ったあと、顔を上げました。覚悟していた質問の代わりに、まっすぐ私を見て、こう言ったのです。「5回の転職、全部理由がある。介護しながら働き続けたこと、倒産しても翌月には次を見つけたこと。あなたは逃げたんじゃない、生き抜いたんだ」。

机を見つめたまま、私はしばらく顔を上げられませんでした。これまで何十人もの面接官に責められてきた言葉が、目の前の社長の一言で、別の意味を持ち始めていました。逃げてきたんじゃない。私はずっと、そう言ってもらえる日を待っていたのかもしれません。

そして...

その日のうちに、採用の連絡をいただきました。入社して数年が経った今、私はその会社で採用担当を任されています。最初の仕事として、私は社内に「転職回数だけで応募者を判断しないルール」を作りました。

履歴書の数字の裏には、その人にしかわからない時間があります。介護、看病、家庭の事情、会社の都合。そのどれもが、その人が生きてきた証です。書類の段階で誰かを切り捨てそうになるたびに、私はあの日の社長の言葉を思い出します。これからも私は、数字ではなく人を見る採用担当でいたいと思っています。

(30代女性・採用担当)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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