
彼女から「もう連絡しないで」が届いた夜、すぐ「了解」と返した僕に、3分後の「嘘」が突き刺さった
コラム
3分後に届いた「嘘」
「了解」を送って、すぐ会議室に戻りました。3分後、ポケットの中のスマホが震えました。
「嘘」
そのひとことに、3週間分の彼女の沈黙が詰まっていました。本当は「もう連絡しないで」も嘘だったんだ、と分かった瞬間、自分の鈍さを思い知りました。彼女は本気で別れたいのではなく、本気で寂しかったのだと。
それを「了解」で済ませた自分が、どれほど鈍かったか。会議室の机に座り直して、僕はメッセージを打ち直しました。
「驚かせてごめん。今日夜9時に上がるから電話していい?」
そして...
その夜、半年ぶりに長電話をしました。彼女は怒りも涙も挟まず、「分かってもらえてなかったのが、ただ寂しかった」と言いました。
僕は「忙しいときほど、ちゃんと話せばよかった」と返すのが精いっぱいでした。後回しにしてきたのは返信だけじゃない、彼女の気持ちそのものを後回しにしていたんだと、ようやく気づいたのです。
翌朝、僕は通勤の電車を一本見送って、ホームのベンチに座ってメッセージを打ちました。3行の文章を書くのに、20分かかりました。彼女が3週間我慢していたものを、僕はこれから時間をかけて返していこうと思います。
(20代男性・システムエンジニア)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)



























