
「読んでるなら何か返してよ」1年半の既読スルーに限界がきた夜
コラム
「読んでるなら何か返してよ」
ある夜、彼の部屋のソファに並んで座っていたとき、私がさっき送ったメッセージについて彼が「あ、見た見た」と言いました。溜めていたものが、口をついて出ました。
「読んでるなら何か返してよ」
彼は目を丸くして、少し間を置いてから「返してるつもりだった」と言いました。
「してないよ。メッセージでは1回も」
彼はソファから腰を上げて自分のスマホを取り、画面をこちらに向けました。そこには、私が過去に送った店や場所の名前が検索履歴にずらりと並んでいました。
そして...
あの検索履歴を見て、彼が私のメッセージを素通りしていたわけではないと知りました。読んで、調べて、予約して、買って。たしかに「返して」いたのだと思います。
ただ、私が欲しかったのは検索履歴ではなく、チャット上での「了解」や「大丈夫?」の一言でした。あのシュークリームは嬉しかった。けれどその前に、たった一言「大変だったね」が欲しかったのだということを、まだうまく伝えられずにいます。
(20代女性・事務職)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)


























