おしゃれと恋で もっとかわいく - ハウコレ
SP用検索ボタン
メニューはこちら

「友達、そんなに呼ぶ必要ある?」と彼女の招待客を削った俺→隠していた実家の事情

コラム

見栄と遠慮と、両親の顔。3つを並べたその先で、俺は結局、いちばん言いたくないことを口にしました。返ってきた彼女の答えは、覚悟していたどれでもありませんでした。

実家の母から届いた電話を切ったあと、俺はノートパソコンの前に戻れずにいました。

招待客の人数を絞ってほしい

彼女と結婚式の準備を始めて3か月。共有シートに2人分の招待客を並べ始めたところで、父の会社が急に厳しくなっているらしい、と母から知らされました。式の規模を抑えてほしいと母の声は硬く、俺は「わかった」と短く返しただけでした。自分側の招待客はもう最低限まで削ってあります。それでも、彼女側と数字を並べると、俺の欄は寂しかった。俺は彼女の友人欄にマウスを合わせました。

見栄と遠慮の間で消した2つの名前

彼女はいつも人に恵まれていました。学生時代の友人、職場の同期、地元の集まり、どのグループにも声をかければ皆すぐ集まってくれる人でした。俺には、それがまぶしくて、少し苦しかったです。父の顔を思い浮かべながら、俺は彼女の欄から2人の名前を消しました。事情を話せば済むのは分かっていました。ただ、彼女に「余裕がない家に嫁ぐの」と思わせたくなかったのです。翌日、彼女が「勝手に消さないでよ」と声を上げました。俺の口から出たのは「友達、そんなに呼ぶ必要ある?」でした。「なんで私の友達だけ?」と彼女が聞き返し、俺は口ごもりながら「いや、そこまで会わない相手もいるかなって」と続けました。言い訳めいた声だと、口にしてから思いました。

HOT ITEM
  • X
  • Line