
スマホが壊れた5日間、娘への返事を便箋に書いては消していた私
コラム
待てなくなって回した番号
5日目、ようやく持ち込んだ修理店で、部品の取り寄せに時間がかかると言われました。受け取りを待つ間も、娘が今どうしているのかばかり考えてしまいます。家に戻った私は、電話台のメモを繰り、娘の番号を固定電話から押しました。
「壊れたの、スマホ。ずっと読めなかったの」
事情を話すうち、こわばっていた娘の声が少しずつやわらいでいきます。「本当はね、直すのが少し怖かったのよ」と打ち明けると、娘は「私も、電話すればよかった」と返してくれました。
そして...
戻ってきたスマホには、「この前は言いすぎました。ごめんなさい。」という1通が届いていました。私が怖がっていた怒りの続きなど、どこにもなかったのです。書きかけの便箋は畳んで引き出しにしまい、「私も言いすぎました。今度、ゆっくり話しましょう」と、直った画面から返信を送りました。反対したい気持ちは、今も消えていません。それでも次は、言葉を選びながら聞こうと思っています。
(50代女性・パート)
本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。
(ハウコレ編集部)


























