
「男は日傘なんてささないでしょ」と返した彼の家で、私が見つけたもの
コラム
「入る?」の距離
帰り道、また日差しの下へ出る前に、私は少し迷ってから日傘を彼の側に傾けました。「だから言ったのに」と返したい気持ちも、半分ありました。「入る?」と聞くと、少し間があってから「ちょっとだけ」。しばらくして、彼がぽつりと言いました。「あれ、けっこう涼しいんだな」。勝ち誇る代わりに、彼のペットボトルをひとくちもらいました。
そして...
数日後、彼の家に寄って見つけたのが、玄関のあの黒い日傘でした。からかったことへの一言くらいあってもいいのにと、正直少し思いました。それでも次のデートの待ち合わせで、彼は当たり前のようにそれを開きました。歩道に日傘が2本並ぶ光景を、今は悪くないと思っています。
(20代女性・事務職)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)

























