
「あの頃は、ごめん」謝るつもりだった私が、同級生を食事に誘った理由
コラム
謝罪より先に出た誘い
謝れないまま、会の終わりが近づいていました。せめて次の機会を作ろうと、私はグラスを置いて言いました。「今度、2人でごはん行こうよ」。彼女は連絡先の交換には応じてくれましたが、少し間を置いて、「ごはんのことは考えておくね」と答えました。前向きな返事ではないと受け取りました。断られても仕方がありません。私はまだ、謝罪より先に誘いを口にする人間のままだったのですから。
そして...
帰り際、振り返って「あの頃はごめん」と言いかけました。しかし、返事を聞くのが怖くなり、「じゃあ、また連絡するね」に変えてしまいました。10年前と同じ逃げ方でした。1人になってスマホを見ると、画面には彼女の連絡先があります。メッセージこそは、食事の誘いではなく、「あの頃はごめん」から始めなければだめだと、ようやく腹をくくりました。
(30代女性・販売職)
本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。
(ハウコレ編集部)




























