「じゃあこの荷物はどうするんだよ」予約した荷物置き場を使われた私に、通りがかった男性が返した言葉

コラム

表示を指さした男性

そこへ通路を歩いてきた男性が足を止めました。座席脇の表示を確認すると、父親にも見えるよう指さします。

「ここは対応した指定席を予約した人が使う場所ですよ。この方は、ちゃんと事前にこのスペースを使うために席を取っているんですよ」

父親は表示を読み、少し黙ったあと、「すみません、すぐどけます」と答えました。紙袋とボストンバッグを抱え、家族のいる車両へ戻っていきます。

男性は私に会釈すると、自分の席のほうへ歩いていきました。

そして...

空いたスペースにスーツケースを置き、ようやく自分の席に座りました。降りる前に男性へもう一度お礼を言いたくて車内を見ましたが、見つけられませんでした。

手元には、何度も握ったため折れ目のついた切符が残っていました。予約していた場所を使いたいと伝えるまで、私が遠慮する必要はなかった。その切符を見ると、今でもそう思えます。

(30代女性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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