「もしかして、彼氏?」と上司に聞かれた日。隣の彼が返したのは「どうも」の一言だけ

コラム

黙ったままで終わらせない

部屋に戻っても、さっきのことは聞けないままでした。聞いて「別に」と返されたら、引っかかりがもっと大きくなる気がしたからです。

代わりに考えたのは、課長への答えでした。彼が言わなかったからといって、私の返事まであいまいにする理由はありません。あの「あ、えっと……」を、自分の返事のまま終わらせたくありませんでした。

そして...

休み明け、給湯室で課長と顔を合わせました。

「この前の、彼氏です。ちゃんと答えられなくてすみません」

課長は「やっぱり。感じのいい人だったね」と笑ってくれました。席に戻ってから、彼にメッセージを送りました。

「課長に、彼氏だって言ったよ」

返事はすぐに届きました。「よかった」

あの日は黙っていた人が、どうして「よかった」と返すのか。画面を開いたまま、しばらくその一言を眺めていました。

(20代女性・事務職)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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