「友達とランチ?俺の金で?」夫に言い返して、カフェで食べたハロウィン限定パンプキンパイ

コラム

スマホの画面いっぱいに、オレンジ色のパイの写真が並んでいました。友人から届いた、ハロウィン期間だけのメニューの案内です。洗濯物をたたみながら夫に声をかけたのですが、返ってきたのは思っていたのとは違う言葉でした。

ソファから返ってきた一言

夫は会社員で、私は週4日のパート勤め。家事は結婚するときに、2人で話し合って分けてきました。洗濯と料理は私、掃除とゴミ出しは夫。自分の分は自分でこなす、それが我が家のやり方でした。

友人が見つけてきたのは、駅の近くのカフェのパンプキンパイ。ハロウィンの時期だけ出る限定メニューだそうで、写真を見た瞬間に行きたくなりました。

「今度の休み、友達とハロウィン限定のパンプキンパイを食べに行ってくるね」

ソファでスマホを見ていた夫は、顔を上げないまま言いました。

「友達とランチ?俺の金で?」

たたみ終えた洗濯物の横で

持っていたタオルを、握り直しました。

パートとはいえ、私も毎月自分のお給料をもらっています。パイを食べに行くくらいで、誰かの許しをもらう必要はありません。目の前には、今日の分をたたみ終えた洗濯物が積まれていました。

「自分で稼いだ金で行くんだから口出さないで」

夫はようやく顔を上げ、私を見ました。それから、私の横に積まれた洗濯物へ目を移し、そのまま黙り込んで、少しすると何も言わずに浴室へ向かっていきました。

言い過ぎたとは思いませんでした。ただ、言い返されると思っていた分、その背中を見送るだけになったのは拍子抜けでした。

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