
「友達とランチ?俺の金で?」夫に言い返して、カフェで食べたハロウィン限定パンプキンパイ
コラム
オレンジ色のパイと友人との時間
当日、カフェの窓際の席には、カボチャの形をした小さなランプが置かれていました。運ばれてきたパンプキンパイは、写真で見たより濃いオレンジ色。フォークを入れると、シナモンの香りがふわっと広がりました。
友人とは、仕事の話や最近見たドラマの話で笑い合いました。夫の一言のことは、話題にしませんでした。せっかくのパイを、あの言葉の味にしたくなかったのです。
会計は、自分の財布から払いました。レシートをしまうとき、少しだけ背筋が伸びた気がしました。
そして...
家に帰ると、廊下の床に掃除機の跡がまっすぐ残っていました。朝、家を出たときにはなかったものです。
リビングから出てきた夫の第一声は、これでした。
「おかえり。どうだった?」
「おいしかったよ」
短く答えると、夫は「そっか」とだけ言ってうなずきました。あの日の言葉について、謝られたわけではありません。積まれた洗濯物を見つめたまま黙り込んだあのとき、夫は何を思っていたのか。私はまだ聞けずにいます。
(30代女性・パート)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)





























