
妻の「そのためにあなたがいるんじゃないの?」で俺が気づいた、優しさのつもりだった返信の正体
コラム
送った2通を読み返して
書きかけの文面を全部消してから、自分が送った2通をもう一度読み返しました。「洗濯と洗い物は元気になった時にやってくれればいいから!」の一文。やるのは妻で、俺はそれを待つだけ。文面のどこにも、自分がやるという考えは入っていませんでした。
結婚してから、洗濯も洗い物も、ほとんど妻に任せてきました。だから「急がなくていい」と伝えることが、俺にできる一番の優しさだと思い込んでいたのです。妻の「そのためにあなたがいるんじゃないの?」を読んで、初めてそのことが分かりました。
長い文面は送らず、短く打ちました。
「ごめん、そうだよね」
外で食べてくると書いたのに、妻が何を食べるのかまでは頭が回っていませんでした。少し間をおいて、もう1通。
「今日は定時で帰る。何か食べられそうなものある?」
「ゼリーと、スポーツドリンクがほしい」
そして...
帰り道のコンビニでゼリーを3つとスポーツドリンクを買って帰ると、妻は眠っていました。枕元にそっと並べ、流しにたまったお皿を洗ってから、脱衣所へ。洗濯機を回そうとして、柔軟剤がどこにあるのか分かりませんでした。棚を順番に開けて、やっと見つけた始末。
自分の家なのに、俺は洗濯の道具の置き場所さえ知りませんでした。回り始めた洗濯機の前で、妻が起きたら最初に何を聞くべきか、スマホのメモに書き出しました。
(30代男性・会社員)
本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。
(ハウコレ編集部)




























