
「あれ、俺が代筆した」彼から届いた長文を何回も読んだ私に、グループで彼の友人が送ってきた一言
コラム
何度も読み返した彼からの長文には、私の知らない書き手がいました。そのことを尋ねた私に彼が返してきたのは、あの長文とは似ても似つかない短いメッセージでした。
付き合って1週間の日、画面を送っても送っても、彼からのメッセージは終わりませんでした。出会った日のこと、2度目に会った日のこと、私の笑い方のこと。その長文を、私はスクリーンショットで保存しました。誰の言葉なのかなんて、考えもしないまま。
出会った日のことが、全部書いてあった
彼とは、同僚に誘われて参加したバーベキューで知り合いました。主催は彼の友人で、付き合い始めたのはその少しあとです。届いた長文には、バーベキューの日の私が細かく書かれていました。
「紙皿が風で飛んだとき、真っ先に走って拾いに行ってたよね。あの姿を見て、この人のことをもっと知りたいと思った」
会っているときの彼は口数が少なく、メッセージも「了解」「おつかれ」くらいの短いものばかりでした。この人の中にはこんなに言葉があったのかと、私はソファの上で3回読み返しました。
返信は「ありがとう。何回も読んじゃった」。もっと書きたかったのに、まとまらず、それだけ送りました。
鍋の誘いに続いた、友人の書き込み
3日後、バーベキューのときに作ったグループチャットが久しぶりに動きました。主催した彼の友人が「次、鍋やる人?」と呼びかけ、私も「行きたいです!」と返しました。ところが、友人の次のメッセージは、鍋の話ではありませんでした。
「長文ちゃんと届いた?」
みんなにも見える場所で聞かれ、私は「届きました笑」と返しました。友人はこう続けました。
「あれ、俺が代筆した」
続けて、手をたたいて笑うキャラクターのスタンプ。ほかのメンバーからも笑っている絵文字がいくつか付き、彼の発言だけがありませんでした。
「そうなんですね」と打ちかけて、消しました。あの文章のどこまでが彼で、どこからが友人なのか。紙皿を拾う私を見ていたのは、どちらだったのか。
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謝罪のあとに届いた、短いメッセージ


























