
「俺は結婚しても家事はしないから」と言った彼が2度も私の弁当を食べた→3度目、冷蔵庫の前で見た光景
コラム
冷蔵庫の前に立つ彼の手には、私の弁当箱がありました。ふたを開けた中身に向けて、彼はスマホを構えていたのです。家事はしないと言い切った人が、そこで何をしていたのでしょう。
会社の休憩室で保冷バッグを開けると、中は空っぽでした。前の日に詰めて冷蔵庫に入れておいた弁当を、入れ忘れたのだと思ったのです。ところが家に帰ると、水切りかごに私の弁当箱が伏せてありました。
家事はしないと言った人
数日前の週末、同棲を始めて半年になる彼が、テレビを見ながらこう言いました。
「俺は結婚しても家事はしないから」
笑うでもなく、当たり前のことを確かめるような言い方でした。
料理も洗濯も、今はほとんど私が引き受けています。それでも、いつかは分け合えると思っていたのです。返す言葉を探すかわりに、手にしていたリモコンをテーブルに置きました。
その数日後に起きたのが、弁当の1件でした。
2度目の空っぽ
水切りかごの弁当箱を指さすと、彼は「うまかった」とだけ言いました。勝手に食べたことへの謝罪はありません。
家事はしないと言った人が、人の弁当は食べて、箱まで洗っている。どう受け止めればいいのか分からないまま、その日は口をききませんでした。休憩室でコンビニのおにぎりをかじった悔しさも、まだ残っていたのです。
ところが翌週、また同じことが起きました。冷蔵庫に入れたはずの弁当がなく、帰ると箱だけが洗ってあるのです。
「食べるなら先に言って」と強めに伝えても、彼は「うん」とうなずくだけでした。洗った箱を手に取るたび、どこか落ち着かない気持ちになりました。
3度目の弁当を詰めた日、寝る前にもう一度台所へ向かいました。冷蔵庫の扉の前に、彼が立っていたのです。
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弁当箱とスマホ


























