
酔った勢いで妻に送ったメッセージが「実家に帰ります」という返信に変わった夜、俺が失いかけていたもの
ライフスタイル
送信ボタンを押した瞬間から、後悔していました。でも既読がついてしまった。あの夜、俺は自分の弱さと、正面から向き合うことになりました。
母の言葉と、逃げ続けた俺
母は昔から「嫁に外で働かせるのは男の甲斐性がない証拠」という人でした。妻がフルタイムで働いていることを、会うたびに遠回しに責めてくる。俺はそのたびに「まあまあ」とごまかして、妻にも母にも何もちゃんと伝えないまま、ただ場をやり過ごしていました。
飲み会の席に母が来るとは思っていませんでした。「あの子、まだ仕事してるの?」と聞かれて、俺は反射的に「説得してみる」と答えてしまいました。
酔いの中で送った言葉
ホテルの部屋に入って、頭がぐるぐるしていました。母への返事をしなければという焦りと、酔いで判断が鈍っていたこと。「今夜中に片づけよう」という雑な考えで、妻に「母さんの言う通り、仕事やめて家にいれば?」とメッセージを打ちました。
送ってすぐ、「やばい」と思いました。でも既読がついた。そして返ってきた文面を見て、頭が一気に覚めました。「わかった。じゃあ荷物まとめて実家に帰ります。仕事はこのまま続けますね」。妻が怒鳴ってきたより、ずっと怖かったです。
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翌朝の電話























