
妻の店を「売れない」と言い続けた俺のスマホに、隠していたものがあった
ライフスタイル
「お前のセンスじゃ売れない」と言い続けながら、俺はスマホの中でひそかに妻の店を薦め続けていた。あの夜、それが妻にバレたのだと気づいたとき、俺は眠ったふりをすることしかできなかった。
なぜ否定し続けたのか
妻が雑貨店を始めたとき、俺が最初に考えたのは「失敗したときに妻がどれほど傷つくか」ということでした。センスがないとは思っていなかった。むしろ妻が選ぶものは、俺には到底思いつかないような組み合わせばかりで、正直おもしろいと思っていました。
でも、店が軌道に乗る保証はない。大きく期待して失敗したら、立ち直れないんじゃないか。そんな不安から、「お前のセンスじゃ売れない」と言うようになりました。言えば諦めるか、悔しくてもっと頑張るか、どちらかだろうと思っていたのです。そのどちらでもない結果になるとは、考えていませんでした。
スマホの中でしていたこと
職場の同僚に妻の店のリンクを送ったのは、3ヶ月ほど前のことです。「嫁の雑貨屋なんだけど、センスいいから一度見てみてよ。リンク貼るね」と送ったら、思った以上に反応がよく、実際にいくつか売れました。
妻は気づいていないと思います。俺の名前では注文していないし、話したこともなかったから。メッセージ履歴は消さずに残していました。面と向かって言えない代わりに、そこだけが俺の本音でした。
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あの夜のこと

























