
年収の話ばかりしていた私が、初めてうちに来てくれた彼女に家計の本音を打ち明けた日
ライフスタイル
年収の話ばかりしてしまう自分が、ずっと嫌でした。やめたいと思いながら、止められなかった。それがなぜなのか、彼女が初めてうちに来てくれた日まで、自分でもよくわかっていなかったのです。
お金の話しかできない理由
結婚した当初、夫の収入が私の思っていたより少ないことを知りました。マンションを買う話は立ち消えになり、家計は毎月ギリギリで回しています。表向きにはわからないように暮らしてきたつもりでしたが、胸の奥にはいつも、焦りに似た感覚がありました。
習い事の待合室でほかのお母さんと話すとき、なぜか自分から「うちの旦那って年収〇〇万あるんだけど、この辺だとそれでもギリギリだよね」と口をついて出てしまうのです。嘘ではないけれど、盛ってもいる。まるで、自分がそういう世界の住人であるかのように振る舞わないと、その場にいられないような気がしていました。
気づいていた、あの距離
彼女が少しずつ遠ざかっていくのは、わかっていました。待合室の席を選ぶとき、以前よりこちらに来ない。グループチャットの返信が遅くなる。そういう小さなサインが積み重なるたびに、胸の奥がきゅっとなる感覚がしました。
でも直せなかった。「お金の話はやめよう」と思っても、次に会うと同じ話をしている。癖になっていたのか、それとも本当はやめたくなかったのか。自分でもわからないまま、子どもたちが仲良しでいてくれることだけを、ひそかにありがたく思っていました。
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初めて家に来た日

























