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"まだ会社員やってるの?"と見下してきたマルチ勧誘女の現在

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断った日を境に関係は終わった

その後も何度かメッセージが届きましたが、内容はすべて勧誘に関するものばかり。「一緒に自由になろう」「このチャンスを逃すのはもったいない」「彼も絶対向いてるって言ってる」。私が丁寧に断り続けると、やがて連絡は途絶えました。

学生時代のあの頃の彼女を思い出すと、少し寂しい気持ちになります。けれど、私は自分の選択を信じることにしました。

毎日コツコツと働き、少しずつキャリアを積み上げていく。地味かもしれないけれど、それが私の選んだ道だから。友人のことは、そっと心の隅に置いて、私は日々の生活に戻っていきました。

そして...

あれから数年が経ち、私は希望していた人事部への異動が叶いました。ある日、中途採用の書類選考をしていたときのこと。何十枚もの履歴書に目を通していた私は、見覚えのある名前に手を止めました。

——友人だ。

履歴書の写真には、あの日カフェで見た自信満々の表情はなく、どこか疲れた様子の彼女が写っていました。職歴欄には数年間の空白。そして志望動機の欄には、丁寧な字でこう書かれていたのです。

「安定した環境で、地道にキャリアを積んでいきたいと考えております」

あの日、私に向けられた言葉が静かに脳裏をよぎりました。

「まだ会社員やってるの?」

私は何も言わず、その履歴書を「検討中」の山にそっと重ねました。彼女を落とすつもりはありません。でも、特別扱いするつもりも。正当に、公平に。

人それぞれ選ぶ道は違い、正解は誰にもわかりません。ただ、自分の直感を信じて関係を見直したこと。地道な道を歩き続けたこと。それは間違いではなかったと、今は静かに思えるのです。

(20代女性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)


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