
彼氏の浮気が発覚。泣きながら「別れたくない」と言われたけど、玄関の外には引っ越しトラックが待っていて...
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彼の浮気に気づいたのは2週間前のことでした。泣かなかった。怒鳴りもしなかった。私がしたのは、淡々と次の部屋を探すことでした。
2週間前の夜
同棲して2年。彼が寝落ちしたあと、枕元で光ったスマホの通知が目に入りました。知らない女性の名前と、ハートの絵文字。画面が暗くなるまでの数秒間で、全部わかってしまいました。その夜は眠れませんでした。
隣で寝息を立てている彼の横顔を、暗闇の中でずっと見ていました。でも、泣いたのはその一晩だけ。翌朝、目が覚めたとき、不思議なほど頭は冴えていました。怒りよりも先に「この部屋を出よう」という考えが浮かんだのです。感情で動いたら負けだと思いました。
静かな準備
翌日から、彼が仕事に行っている間に部屋探しを始めました。不動産サイトを開いて、一人暮らし用の物件を見て回る日々。昼休みに内見の予約を入れ、週末には引っ越し業者の見積もりを取りました。
彼の前ではいつも通り笑って、ご飯を作って、「おやすみ」と言いました。荷造りは彼が出かけてから。クローゼットの奥にある私物を少しずつ段ボールに詰めて、押し入れの奥に隠していきました。普段通りの顔をして過ごした2週間。彼は何ひとつ気づいていませんでした
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「話がある」


























