
「この程度で疲れるな」と説教してきた上司が、翌日私の隣で音を上げており...
コラム
上司の席替え
翌朝、上司が「どれ、俺がやってみるか」と自信満々の顔で私の席に座りました。ところが30分後には「ちょっと休憩」と席を立ちました。1時間後、戻ってきたかと思えば「目が痛い」としきりに目薬を差しています。
画面をちらりと覗くと、入力できていたのはほんのわずかでした。そして午前中いっぱいで「今日は午後から会議があるから」と言い残し、足早に私の席を離れていきました。午後に会議なんてないことは、共有のスケジュール表を毎日確認している私が一番よく知っています。
そして…
夕方、上司がそっと私のデスクにやって来ました。「あの作業、いつも何時間やってるの?」。少し間を置いて「8時間です」と答えると、上司は黙って自分の席へ戻りました。翌朝、出社するとデスクの上に缶コーヒーが1本置いてありました。
付箋に上司の字で「昨日は悪かった」とだけ書いてあります。それだけで十分でした。「この程度」と言い切った人が、半日で音を上げたという事実。それはどんな謝罪よりも、私の仕事を認めてくれた言葉でした。
(20代女性・事務)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)



























