
部下の仕事を「この程度」と舐めていた俺が、午前中でギブアップして逃げ出した話
コラム
「会議がある」という嘘
結局、午前中で限界が来ました。「今日は午後から会議があるから」。自分でも情けない言い訳でした。午後に会議なんてないことは、スケジュール表を共有している部下にはバレているはずです。
自席に戻り、入力できた行数を数えてみました。たったの400行。部下は毎日3000行を8時間でこなしている。俺が昨日「この程度」と切り捨てた仕事の、7分の1すら満足にできなかったのです。
そして…
夕方、部下のデスクに向かいました。「あの作業、いつも何時間やってるの?」。部下は少し間を置いて「8時間です」と答えました。その声に怒りはなく、ただ淡々としていて、それが余計にこたえました。
面と向かって「すまなかった」と言えない自分が情けなくて、帰りにコンビニで缶コーヒーを買いました。翌朝、誰よりも早く出社して部下のデスクに置き、付箋に「昨日は悪かった」と書きました。たった一言。でもそれが、今の俺に絞り出せる精一杯でした。
(50代男性・営業)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)



























