
「抜けたら仲間外れにするから」と脅されたグループチャットを抜けたら、全員がついてきた話
コラム
退出ボタン
ある夜、グループチャットに自分の名前が出ているのを見てしまいました。内容は些細な陰口でしたが、指先が冷たくなりました。ここにいても消耗するだけだ。もう限界でした。
震える指で「もう抜けます」と一言だけ打ち、送信してすぐに退出ボタンを押しました。翌朝、個別にメッセージが届いていました。同僚からです。「私もずっと抜けたかった」「あなたが先に抜けてくれたから」。聞けば、あの夜のうちに3人が退出し、翌朝までにさらに2人が抜けたそうです。7人いたグループに、残っているのは幹事だけになっていました。
そして...
誰かが最初の一歩を踏み出すのを、みんな待っていたのだと思います。怖かったのは私だけじゃなかった。「仲間外れにする」という言葉に縛られて、全員が我慢していた。
あの退出ボタンを押すまでの数秒間、指が震えていたことを覚えています。でも押した瞬間、胸の奥にあった重いものがすっと消えました。脅しで繋がっていたグループは、一人が抜けただけで崩れました。本当の仲間は、退出ボタンの向こう側にいたのです。
(20代女性・営業事務)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)




























