
「外食ばかりして料理してあげなよ」と言う義母に、私が返せなかった一言
コラム
飲み込んだ言葉
帰り際、義母は玄関で振り返り「ちゃんと食べさせてあげなさいね」と念を押しました。「はい」と笑顔で頷きましたが、胸の奥がきゅっと詰まる感覚がありました。
料理をやめたのは怠けているからじゃありません。あなたの息子に何度作っても「母さんの味と違う」と言われ続けて、台所に立つ気力がなくなったのです。でもそれを伝えたら、家族の間にひびが入る。だから私はこれからも「すみません」と返し続けるのだと思います。
そして...
義母を見送った後、ひとりで台所に立ちました。何かを作ろうとしたわけではありません。シンクの前に立って、使われなくなったまな板を眺めて、それだけ。
返せなかった一言は、きっとこれからも返せないまま、月に一度の日曜を迎え続けるのでしょう。ため息をひとつついて、夫に「今日の夜、何食べに行く?」とメッセージを送りました。
(20代女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)



























