
親友を一方的に切った日から5年。私が便箋に綴れなかった、「親友らしい」一言
コラム
5年後、初めて便箋に向き合った夜
結婚して、引っ越して、ライターの仕事も少しずつ軌道に乗りました。ようやく当時の自分を客観的に見られるようになったのは、30代も半ばに差しかかった頃のことです。冬のある夜、書きかけの原稿を置いて、便箋を広げました。1行目に「あの日、私はあなたの上手くいっている姿を見ている事がつらくなってしまったため『もう連絡してこないで』と告げてしまいました。」と綴りました。
そして...
便箋3枚に綴れたのは、当時の自分の状況と、5年間ずっと言えなかった気持ちでした。最後の1行には「ただ、あなたが幸せに過ごしているのを願っていました」と書きました。封を閉じてから、ポストに投函するまでにまた何日もかかりました。返事が来るとも、来てほしいとも思っていません。許されたいわけでもありません。ただ、あの日のカフェで言えなかったことを、5年遅れで伝えたかっただけです。彼女が手紙をどう受け取るかは、もう私には決められないことだから。
(30代女性・ライター)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)



























