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「帰りたくない」に素直に応えられず「じゃあ帰るな」と打った俺が、彼女に送れなかった本音

コラム

既読のあとに続かない言葉

電車を降りて、駅から家までの道を歩きながら、何度もスマホを確認しました。彼女からの返信はありません。彼女が今、どんな顔をしているのか、想像すると気が重くなりました。

冷たく受け取られたかもしれない。「重い」と思われるのが嫌で軽くしようとしたのに、結果として一番突き放したような言い方になっていた。歩道の街灯の下で立ち止まり、新しいメッセージを打ちました。

「気をつけて。着いたら教えて」それを送るのにも、ボタンを押すまで少し時間がかかりました。

彼女から「もう着いたよ」と返ってきたとき、ほっとして、それから決めました。さっきから心の中にあった、本当に伝えたかった一文を、ようやく送ったのです。

「俺も帰したくなかった」と。

そして...

送ってから返信を待つ間、自分の部屋の天井をぼんやり見つめていました。長く一緒にいる彼女に、こんな簡単なことが言えなかった自分が情けなかったのです。

しばらくして、彼女から長いメッセージが届きました。「昨日のあの返事、最初は冷たく感じてしまったの」と書いてありました。やっぱりそうだったのだと、申し訳なさが込み上げました。返信に「ごめん。あれは突き放したかったんじゃなくて、その逆だった」と打って送りました。

来週末は俺が彼女の家の方に行こう、と決めて、「次は俺がそっち行く」と一文だけ追加しました。本当はもっと、たくさん書きたいことがありました。一緒にいられない時間が長く感じるとか、メッセージの短さで気持ちまで伝わらないと思ったら焦ったとか。

でも、そういうのを全部上手に書けないのが俺なのだと思います。せめてこれからは、消さずに送ってみようと思っています。

(20代男性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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