
「たかが傘で大げさ」と言ってしまった私→友人の大切な傘だと知り、雨の中で固まった
コラム
小さなチャームが、突きつけたもの
友人は傘の持ち手を指さして、「持ち手のチャーム、私が付けたものなの」と言いました。そこで揺れていたのは、お店では見かけない、手作りの小さなチャームです。同じような傘、と言い張ってきた私の言葉が、その場で力を失っていきました。これはただの量産品ではなく、誰かが大切にしてきた一本だったのです。私はうつむいて、自分のごまかしの大きさを思い知りました。
そして...
私は傘を返して、ごめん、と頭を下げました。本当は、傘立ての前で手に取った時から、それが自分のものではないとわかっていました。でも、ずぶ濡れになりたくない、その小さな気持ちひとつで、人の大切なものを軽く扱ってしまった。たかが傘、と言った自分が、いちばん恥ずかしくなりました。今でも雨の日になると、あのチャームの揺れを思い出します。次はきちんと、自分の傘を持って出かけようと思います。
(20代女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)



























