
「あとでやる」が口癖の彼と別れようとした夜→1台のタブレットを見て気づいたこと
コラム
「あとで必ず挽回するから」
彼が帰ってきたのは、それからしばらく経ってからでした。散らかった部屋を見て、彼はすぐに謝りました。「ごめん、本当に。あとで必ず挽回するから」。またこの言葉です。積もっていたものが一気に膨らんで、私は「もう別れよう」と、口の中まで言葉を運びました。でも彼はそのまま「シャワー、先に入るね」と言って浴室のドアを閉めてしまい、私は言い出すきっかけを失くしました。ソファに座り直したとき、机の上に置きっぱなしのタブレットの画面が、視界の中に入ってきました。
そして...
画面には資格試験のアプリと、住宅ローンの試算表、そして副業らしき収支のメモが並んでいました。「あとで」の後ろで、彼が何をしていたのか、私はそこで初めて知りました。翌日、私は「タブレットの画面、見ちゃった」と切り出しました。彼はしばらく黙ったあと、「隠してるつもりじゃなかった。ただ、まだ何も形になってないから、言えなかった」と話し始めました。「頼りない夫にはなりたくなかった」と言った彼の目を見て、涙が少しだけこぼれました。私は「一緒に考えるから、次からは教えて」と返しました。自分がしていた不満のぶつけ方を、少しだけ考え直しました。
(20代後半女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)


























